Youhei(傭兵)のデジタル戦記

DXおよびデジタルマーケティングを主戦場にされる方・これから志す方のために、有益な情報をお届けします。

羽生結弦選手の「正しい技術論」を仕事に置き換えて考察する

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 こんばんは、デジタルマーケティングのプロジェクトに召喚される傭兵ことYouheiです。

 このブログでは、デジタルを主戦場に闘う皆様に有益な情報をお届けしています。

 もう2018年もあとわずかですが、今年は平昌オリンピックで始まり、羽生選手のフィギュアスケート二連覇で盛り上がりましたよね。その羽生選手が金メダルを獲った後の会見で「芸術は正しい技術の上に成り立っている」という趣旨の会見をしたのをご存知でしょうか。

 私はこの会見を見て身震いをしました。彼ほどの実力をもち、実績上げたアスリートが放つからこそ重みのある言葉だと思います。ここで述べられていることは名言だし、アスリートのように研鑽を積むことが実力になりえる全ての戦士たちの胸に刻むべき言葉であると思っています。

 そこで今回は、デジタルの戦場で闘うサラリーマンにとっての「正しい技術」について考察してみようと思います。

 

「正しい技術」は無くても仕事は回る

 羽生選手のようにアスリート達が競争する世界とは、実力が誤魔化しようのない世界であるはずなので、実力をつけるために圧倒的な鍛錬により技術を磨くことが求められるのだと思います。

 一方、我々のようなビジネスの世界はどうでしょうか。デジタルやITのような「人のスキル」に依存して仕事が動くこの業界でさえ、純粋に「スキル」があるものが成功する・実績を残している、とは言い難いですよね。

 やはり組織である以上、組織の中での立ち回りの上手さやいわゆるヒューマンスキルの高さが、実績や昇進などに結び付いてたりするものかとも思います。

 また、仕事に携わる人全員がそろって、正しい技術を知らない(真にプロと言いがたい)場合も大いにあります。例えばデータマーケティングを行うのに統計のプロが居ない場合、素人が集計結果を見てゆるふわな仮説を立てるとします。しかし、それを評価する人がまた素人であれば納得していまうかもしれない。このようなケースはデータマーケティングに限らず、クリエイティブ案件、AD案件、プロモーション案件、リサーチ案件、などなど色々なデジタルマーケティングの現場で起こっています。それでも仕事は回っていくものです。

仕事における「正しい技術」とは「ブレないロジック」である

 では、仕事における「正しい技術」とは何なのでしょうか。もちろん色々な解釈ができると思いますが、私は「ブレないロジック」である、と定義してみたいと思います。

 例えば先ほど例に挙げたデータマーケティングにおける「統計スキル」のケースで説明するならば、統計家が統計スキルによって導き出した仮説というのは、統計の専門家でない大勢の人がどんな角度から突っ込んだり質問したとしても、完全なロジックで切り返すことができるでしょう。クリエイティブ案件にしても同じです。あるデザインについてスキルのあるクリエイティブディレクターはデザインの趣意について魅力的に語り、説得力のある説明をするでしょう。

 別の言い方をすれば、何を問われたとしても答えに詰まらない、「なんとなく。。」とか「雰囲気で。。」とはならないということだと思います。素人の「ゆるふわロジック」は厳しく突っ込んだり分析したりすると、脆くも破綻していきます。

自身の市場価値を上げる「正しい技術」

 これまでに書いてきた記事でも、自身の市場価値を高めるべし・自身を差別化すべし、という事を説明してきました。

youhei-youhei.hatenablog.com

もちろんヒューマンスキルのような専門領域とは直接関係のないリベラルなスキルも必要ではあります。ですが、誤魔化しようのない実力とは「正しい技術」によって裏付けられているものであると考えます。そしてその「正しい技術」の種類と量の大きさが自身を他社と差別化し、市場価値を上げる大きな要素になっているのだと思います。

「正しい技術」を身に着けるには

  今回は知識レベルの話に留めますが、その範囲においてはその領域の「専門書」を読むことをお勧めします。以前の記事でセミナー受講のおすすめをしましたが、セミナーはトレンドに左右されるトピックになる傾向があるので永続性には欠くかもしれません。それよりはやや固いかもしれませんし、お勉強チックになってしまう恐れもありますが、クラシックな専門書から知識を獲得し、それを自身の仕事に応用する努力をしていくのがよいかもしれません。

 「正しい技術」の習得は胆力が必要です。どの分野で自分が他社と差別化したいかというキャリアプランに合わせて必要なものを取り入れていくのが良いと思います。

デジタルマーケティング概論2(デジタル〇〇の体系的整理)

 

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 こんにちは、Youheiです。

 このブログは、デジタル戦士のYouheiが、すべてのマーケティングやIT、デジタル業界で戦う戦士の皆様に向けて、お役立ち情報をお届けしています。

 今日は、デジマ概論のパート2ということで、書いてみようと思います。

 以前もデジマ概論については書きました。

youhei-youhei.hatenablog.com

 これについて理解する意味というのは、デジタルマーケティングといっても戦場は相当広大なので、効率的で建設的に攻略をしていくためには、やっぱり地図がいるということですね。デジタル業界は毎年新しい概念やトレンドが飛び交うので個別テーマに目を向けがちですが、これをいくら追っかけても「で、結局デジマって何なの?」はわからない。そんな状態で進んでいっても自分がどこに行きつこうとしているのかもわからないですよね。

 地図というのは、いったん手に入れて全体像をつかんでしまえば、中身の建物や道路は変わったとしても地形やランドマークのような象徴的な要素は変わりません。したがって私はデジタルマーケティングの概要をお伝えし、普遍的なフレームワークの理解を手助けしたいという意図で書いています。

 前置き長くなりましたので、そろそろ本題に行きたいと思います。前回はマーケティングの中にデジタルマーケティングを位置付けることでデジマの概論をお伝えしました。今回は、より広い視点でデジマをとらえていきたいと思います。

 

1. おさらい:マーケティングとは

 マーケティングの定義自体色々あるとは思いますが、「商品やサービスが売れるための仕組み」とえば概ね異論はないでしょう。商品やサービスを生み出すまでのリサーチ、商品やサービスを広告・販促するための施策。マーケティングという枠の中で行われることは色々ありますが、商品やサービスそれ自体は含まれません。まずこの点をご理解ください。

2.デジタルマーケティングとは

 デジタルマーケティングとは、マーケティング活動の中でデジタルやITを基軸に行われる施策のことを指します。これについては、前回のブログの中で力を入れて説明していますので、ご参照ください。(そもそもデジタルマーケティングって?(森を知ってから、切る木を探そう) - Youhei(傭兵)のデジタル戦記)特筆すべき点は、リアルの活動とインターネットの融合を実現したのがデジタルマーケティングの最大の特徴であるということをお伝えしました。

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マーケティングの中におけるデジタルマーケティングの位置づけ

3.デジタルビジネスとは

 デジタルビジネスは、デジタルマーケティングより範囲が広く、「商品やサービス」自体がデジタルを基軸に成り立っているものを指します。ECサイトやWEB広告なんかはその古くある手法です。ところがテクノロジーの進化によりIoTが普及してきたことで、デジタルを基軸とした商品・サービスが増えてきて、この領域を拡大してきたということができます。

 わかりやすいのは、AIスピーカー、自動運転、シェアリングサービスなど、「スマート〇〇」と名の付くものです。これらはIoTのテクノロジーを前提にし、プロダクトがインターネットに接続されていることが価値になっている商品・サービスと特徴づけることができます。

4.DXとは

 この2年くらいで耳にすることが増えてきて、企業もDXを推進するのだ!などよく言うようになってきたと思います。DXはデジタル・トランスフォーメーションの略なのですが、雰囲気はわかるけど「なんのことやら??」という人も多いのではないでしょうか。デジタルビジネスやデジタルマーケティングとの違いを説明できる人は案外少ないと思います。

 こう考えると少しわかりやすいかもしれません。DXとは、何をデジタルにトランスフォーメーションすることを目的にしているのか?企業の活動は商品開発やマーケティング活動だけではありません。営業や、製造や、経理やら・・・それらの活動を行うこと自体を「業務」と言います。DXとは、この企業が事業として行う「活動自体=業務」を、デジタルに置き換えることをスコープに含んでいるのです。

 整理すると下記の図のようになります。

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5.まとめ

 いかがでしょうか。体系的に整理できるようになったのではないかと思います。またこのように俯瞰的にとらえることで、デジタルマーケティングが司る役割についても理解を深められるようになるのではないかと思います。皆様はどこを目指して戦いますか?

 

デジタル・IT業界の働き方問題

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こんばんは、Youheiです。

 このブログでは、デジタルマーケの戦場で傭兵のように淡々と仕事を捌く私Youheiが、全ての同志に向けてスキルアップに役立つ情報をお届けしています。

 日本一有名なサラリーマンこと田端慎太郎さんの名言に、これがありますよね。

  特に若いうちはがむしゃらに(時間や量を気にせずとにかく)働け、というアドバイスです。こちらの意見に私は概ね賛成です。

 一方で、イケハヤさんをはじめ、一部のインフルエンサーを中心に「サラリーマンはオワコン」のような真逆の意見も多く、世の中の風潮としてはこちらの方が勢いがあるような気がします。

 そこで、今回は、こと「デジタル・IT・マーケティング(非エンジニア)」業界で闘っていく場合、どのような働き方をすればよいのか、というテーマでお届けしようと思います。

この業界は、圧倒的な個の力がモノを言う世界である

 結論から言います。この業界は、所属する組織や企業の力というよりは、圧倒的に個のスキルがモノを言う、まさに個々人間で弱肉強食の世界です。

 なぜなら、我々の商品とは「プラン」や「プロジェクト管理」のような、人の力に依存するものが起点になっているからです。要は仕事が人を選ぶんですよね。できる人には良い仕事がたくさん集まり、規模がでかければ下につく人も増える。一方で、スキルの無い人は誰でもできる奴隷仕事に忙殺されていく宿命です。

 だからこそ、圧倒的な個人としての力をつける必要があり、所属する組織や会社という枠をとっぱらってもマーケットの中で必要とされる人材をめざすべきだと思います。

 その「圧倒的」というのは、統計分布上では「外れ値」くらいに、1サンプルが集合の平均に影響してしまうくらいのイメージです。

 では、そうなるために、どんな働きかたをすればよいか。本題に入ります。

年次をベンチマークにしたざっくりのマイルストーンについて

 ここからは、私が大企業に所属し、たくさんの同僚や先輩達、社外の人達を見てきた統計的な感覚値をもとに話します。そうすると、だいたいある年次までにクリアしておかなければならないマイルストーンというものが見えてきます。その成功モデルをベースに「いつまでに」「なにを成し遂げなければならないか」「そのためにはどんな働き方をするべきなのか」ということについて、お話しようと思います。

1.20代半ばまで(入社1~4年目くらい)は、量>>>>>>質(=ゼロでもOK)

 まず、社会人としての地力をつける必要がある時期です。このころはまだ何もできないし、多分何が本当にしたいのか、わからないとも思います。よっぽど自分のやりたいことが定まっていなければ、いろいろな仕事を経験してみて、自分に合うもの・向いているものを探すものアリです。

 また若いうちはとにかく無理ができる時期なので、色々と無理をしてみて自分の限界値を広げてみると、後がすごく楽になります。これができないヤツはいつまでたっても理想の自分と現実の実力の差を埋めることができず、ウダツのあがらない雑魚になって、いつの間にか辞めていく(誰からも惜しがられずに)定めとなります。

2.20代後半~30前半(入社5~9年目くらい)は、量(but軸アリ)>>質

 20代半ばまでに色々と経験し、社会人としての自分のキャパも広げられたら、「自分は何者になるのか」を問うてみてください。つまり、自分が「ここならだれにも負けない」最大の武器を開発するフェーズへと入っていきます。ここで開発した武器は、リーマン人生におけるもっとも重要な財産になると思います。そして、この時期は武器開発に時間と労力を惜しまずがむしゃらに働くことをお勧めします。

 これが軌道に乗ってくると仕事がもの凄く楽しくなってくるはずです。上手くいけば1年足らずで会社の中では無双になれると思いますよ。

 武器開発のポイントしては2点。「自分に向いていること」「自分の志向に合うこと」です。特に「向いていること」を軸に開発すると良いでしょう。逆に向いていないことは捨ててしまう潔さも大切です。

 私も一時、エンジニアへの転向を検討してプログラミングを始めてみましたが、すぐに辞めました。自己研鑽するなら、自分の得意な領域やすでに獲得しているスキルと相乗効果のあるものを選択すると良いです。これについては別途詳しくお話したいと思います。

3.30代半ば~(入社10年目くらいから)は、質>>>>>>>>>量

 はい。やっとここで質の出番です。これまで一生懸命働いてきた甲斐あって、あなたはある特定の領域では無双しているはずです。ここまでくれば、自分にとって必要な仕事とそうでないものが、自身のキャリアプランの中から明らかに選択ができるようになりますよね。こうなって初めて、「質」という要素が見えてくるのだと思います。

 また、組織もあなたの価値をもう十分理解していると思いますので、おのずと、質の良い仕事が集まるようになっているはずです。そして良い仕事とは規模も大きいはずなので、あなた以外にも別の領域で研鑽を積んだ兵とタッグを組んで働くことも多くなるでしょう。そうすると組織で働くことの醍醐味もわかってくると思います。また、がむしゃらに働いて腕を磨いてきたことのありがたみも、噛みしめることができるでしょう。

でもそれって、10年くらいはブラックな働き方じゃん 

  って思う方多いかもしれません。繰り返しにはなりますが、上記は私がこれまで見てきた大勢から、成功モデルの統計的な感覚値に基づいています。例外もいくつかありますので、それについて触れておきます

 成功する条件として「圧倒的な個の力」を前提に話していましたが、大企業あるあるで、社内での人間関係構築がうまい人は、それだけで生き抜いていくこともできます。

 組織はある意味、衆愚の状況なので、実力が無い人も上に上がっちゃいますし、それで満足する人も大多数います。また、100人に1人くらいは、才能が突出している人がいます。そういう人は、がむしゃらに働かなくても、できてしまう。ただしこれは例外です。

まとめ

 最近の「サラリーマンオワコン」の風潮は、働き方改革や副業といった制度改革があり、また人材が売り手市場になっているのを背景に、インフルエンサーが情弱を煽っている感が否めません。彼らはリーマン辞めてブログ書けとかサロンやれとか、わけわかんないこと言いますが、そんなので成功する確立なんてリーマンで成功する確率よりよっぽど低いと思います。

 あなたに特別な才能がない限りは、よっぽど努力して人と差別化しないと、兵にはなれません。もちろん兵になりたければ、という前提はありますけどね。

 

 

 

 

マーケティングセミナーのガイダンス

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マーケティング(デジタル)のセミナーガイダンス

 こんばんは、Youheiです。

 このブログではIT、デジタルという名の広大な戦場で闘う全ての人々に向けて、傭兵のように淡々と仕事を捌く私Youheiが、この戦場でサバイブするための有益な情報をお届けします。

 今日は、マーケティング(デジタル)セミナーに関しての情報をお届けしようと思います。

 前回の配信で、情報収集スキルを高めましょうという話をしました。今回はそこを少し深堀る形になります。ということで本日は下記のようなコンテンツです。

 

セミナーのメリットについて、改めて整理する

 何をいまさら、、と言われてしまうかもしれませんが、意外と時間作って外部のセミナー受講している人って少ない気がします。

 セミナーに行くメリットはいくつかありますが、だいたい下記の通りだと思います。

  • 商品・プロダクトに関する先端動向へのキャッチアップ
  • マーケティング手法としての先端同行へのキャッチアップ(事例から)
  • ネットワーキング
  • 自身の知識やスキルレベルを客観視できる 

 個人的には上記の中でも特に4点目が重要だと思います。

 社内に居ると、どうしても似たようなスキル特性・レベル感になりがちなので、自分がマーケットの中でどれほど通用するレベルなのか客観視できづらくなります。そして外に出るとびっくりするくらい自身の知識・スキルに偏りがあり、またホンモノの兵を目の前にして自身のスキル不足を痛感して焦ったりします。

 という意味においても、社外に出て己を知ることがスタートラインであり、そしてそれが原動力になって社外でしか得られない知識を進んで獲得していくようになる、と私は考えています。

セミナーの種類と特徴について

 セミナーにもいろいろと種類がありそれぞれ特徴がありますので、まずはそのあたりを整理しようと思います。

 セミナーは、

  1. 主催者が「IT/マーケティング系の企業」あるいは「メディア企業」
  2. 規模が「大型(フォーラム・イベント)」あるいは「小型(小人数)」
  3. 費用が「有料」あるいは「無料」

という感じで、これらの組み合わせで全部で 15パターンあります。

まずはこれから: 規模が「大型」かつ、費用が「無料」

 言わずもがなですけどね。ここで大まかにトレンドや先端事例をつかんでみましょう。その中でも、主催者が「メディア」の方が、中立的な内容になっていると思います。代表的なのは、

 

 ですね。まぁ、ある程度業界に長い方なら、この手のやつはアドテックに年1行っていれば十分でしょう。

 あとこれは3500円かかりますけど、内容がめちゃ濃いのと、ほぼCEOクラスが登壇して視点が非常に高いので特におすすめ(いわゆるマーケのセミナーというレベルではなく、どちからかというと経営・政策視点)

他にも、翔泳社(markezineを運営)、impress(Web担当者フォーラムを運営)などが定期的にやっているので、ググって調べてみてください。

マーテクの情報を仕入れるなら: 「大型」「IT企業主催」のに参加

  マーテク(AI・DMP・MA・BIなど)については、ソフトウェアや技術がどんどん進化していくなかで、キャッチアップを課題に感じている人も多いでしょう。情報収集もそれなりに腰を据えてやる必要があります。

 そういう場合は、大手ソフトウェアベンダーが主催のイベントがお勧めです。ソフトウェアやテクノロジーに関する最新情報だけでなく、それらを導入している企業の事例なども収集できます。特に大手外資系のシステムベンダー(GoogleMicrosoft、SFDC、Adobeなど)は相当気合の入ったイベントを年1くらいでやっています。

 中でもおすすめはSFDCです。

 毎年ワールドツアーという立て付けで東京でも大きなイベントを行います。SFDC社を進める理由は2点あります。1点目は、マーケティング関連のシステムについて幅広くラインナップしているので、ここのを聞けばざっくりとマーテクの概要がつかめます。2点目は、ゲスト企業のラインナップがバラエティに富んでいて、参考になるからです。

Salesforce world tour japan」

www.salesforce.com

個別に詳しく知りたいなら:「小規模」「有料」に参加

 これは、金かけてでも参加して習得すべき場合ですね。日経BP宣伝会議マーケティング研究協会などが、いろいろやっています。だいたい1セミナー(半日講習)あたり4~5万程度の費用感ですので、それなりに気合が入りますよね。ハズレを引いたらたまりません。

 という意味ではコスパを求めるのですが、個人的に宣伝会議はお勧めしません。マーケティング研究協会は、内容が濃い(コスパが良い)のでおすすめです。

 分が専門性を築きたい領域ならば、実費を払ってでも受講した方が良いと思います。私自身、ある時期に有料セミナーを受講しまくって知識レベルでは同僚を圧倒し、それを足掛かりに今のポジションまで上り詰めることができました。

 有料でなくても、ベンチャー企業はだいたい自社のセールスでプライベートセミナーを無料でやっているので、それに参加して特定領域の知識を深堀するもの良いと思います。彼らも営業したいので、質問すれば結構なんでも教えてくれますよ。

今回のまとめ

 ということで、今回はいろいろとセミナーについてのガイダンスをお届けしました。おすすめのセミナーについては、後日追記するかもしれません。

 この業界に生きる戦士なら、会社の看板をとっても市場で価値のある人間になることを目指したいですよね。外部に出ると自分がマーケットにさらされた時の実力値を肌で感じることができます。社内で同じような人と議論してたり、一人で唸っていても限度があります。 

 社外に出てみないと得られない情報が十分に有ることは少なくともお伝え出来たのではないかと思っています。

デジタル、IT系のキャリア形成・転職について

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ITやデジタル系で、どうやってキャリアを築いていくのか

 こんばんは、Youheiです。

 このブログでは、デジタルを戦場に日々戦っているリーマン傭兵ことYouheiが、同志やこれからこの道を志す全ての方に向けて、有益な情報を提供しています。

 今回はIT、デジタル系(非エンジニア)で、どのようにキャリアを形成するのが良いか、ということについてお話します。社内で効率的に昇進することや、転職に成功するための参考になれば幸いです。ということで今日は以下の内容でお届けします。

 社内で上り詰めるか、会社サーフィン(転々と転職)するか

 キャリア形成というと、ざっくりこの2パターンに分かれると思います。初めからどちらに進むか決まっている人なんて少数だと思いますし、キャリアを形成しながら迷ったり悩んだりしてどちらかを選択するのが実際だと思います。

 とは言え、共通して重要なことがありますので、まずはこちらをお伝えした上で、上記の2パターンでそれぞれ特有のポイントがありますので、それぞれについてお話できればと思っています。

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いずれを選択するにしても、重要なこととは

 一言でいうとキャリアの希少性です。つまり、他の人には無い実績や経験、またそれに裏打ちされたスキルを有しているということになります。

 当たり前ですが、希少性の前提としてその希少性に「価値がある」ということを忘れないでください。また、「価値」とは現在の価値だけでなく、日々変化するこの戦場で、将来価値が上がる、あるいは普遍的に価値がある、道を選択することが重要です。ここには先見性という、また別のスキルも必要になります。

 デジタルの戦場は広大であり、また宇宙のように広がっています。その中でまだ誰もたどり着いていない価値のある場所を見つけ、そこへ向けて進んでいってください。自分にしか見つけられない道があるのなら、焦ることなく・ゆったりと雄大に進めばよいでしょう。

 一方で、日々意識して、自らがそれに合致するような仕事を選択することも重要です。もし今のあなたが自分で仕事選べる立場に無ければ、周りに働きかけて流れを作りことから行うことから始めてみてください。このやり方については、また別の機会にじっくりとお話できればと思います。

社内で上り詰める戦士の場合

 私Youheiはこちらのパターンです。

 自身を振り返りますと、この戦場に足を踏み入れたばかりの頃、つまりデジタル・IT系のプランナーになりたての頃は、サイトのプロモーション企画や、制作のディレクションを行っていました。それからメディアプロデュース、UIUX開発、データ解析、CRMプランニングなどを経て中~大規模PJのPM、現在はコンサルを行っています。

 社内の場合は、自社の事業に伴ってだいたい皆同じような系統のスキルに収れんされていく傾向があるので、そうではないスキル獲得にリソースを突っ込んでいくと割とすぐに無双状態になります

会社サーフィン(転々と転職)する場合

 転職の場合は、ジェネラルなスキルよりも専門性が求められる傾向が強いので、どの道の専門性を磨いていくかは、自身の志向性や得手不得手をよく考えて選択してください。ちなみに私は一時期エンジニアへ転向を検討してプログラミングをちょっとかじりましたがすぐに不得手であることに気づいて、ずっとマーケッターをやっています。

 最近ですとブロックチェーンディープラーニングのエンジニアは引く手あまたなので良いと思います。またhtml、cssjavascriptはいつの時代も一定の求人がありますのでまずはここからやってみるのも良いです。

 お勧めしないのは、SEOやリスティングの運用ですね。こちらは求人としては多いですが、それほど年収に跳ね返りにくく、また発展性・展開性もそれほどありません。結局広告業界というは専門性というよりは、営業でとった数字が最も年棒に繋がりやすいものかと思います。

 また、社内に居ると意外とマーケットから孤立していることがあるので、頻繁に外部のイベントに参加したり、外部の人(なるべく一流の人)と交流をして、自身のマーケットにおけるレベル感や価値を理解することが必要です。

 社内で上り詰めるなら、社内の人間を基準に自身のレベルを確認すればよいですが、転職サーファーを選んだ瞬間に市場は少なくとも日本全国へと広がりますからね。

情報収集のスキルを高める

 ここまで、社内で上り詰める場合、転職サーファーになる場合、それぞれについて、自身の希少価値を高める重要性について述べてきました。

 先ほども少し触れましたが、その価値とは現在の価値ではなく「将来の価値」あるいは「不偏的な価値」であるべきで、それを見定めるスキルとは、日々の情報収集に他ならないと考えています。

 IT・デジタルに関する情報を広く、出来る限り深く(表層を触れるレベルではない程度に)キャッチアップしてください。そうすると、この広い戦場に無数に点在する様々なデジタル・ITの要素が、これまでは点としてしか見えなかったものが、線につながりそして面としてとらえることができるようになってきます。

 そうすると、何が不偏的で・何がこれから価値があがるか、精度の高い予測ができるようになるのです。まるでAIのように。

 

 

そもそもデジタルマーケティングって?(森を知ってから、切る木を探そう)

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 こんばんは、Youheiです。

 このブログでは、デジタルマーケティングの戦略コンサルを行っている私Youheiが、同じ戦場で戦う戦士達や、これから戦場に参入する方々に向けて、戦闘力を上げるための有益な情報をお届けしています。

 本日は、「まずはここから」という感じなのですが、デジタルマーケティングのそもそも論をお話します。

 デジタルマーケティングと一言で言えど戦場は広大です。また業界では毎年「〇〇元年」というように新しい概念や手法やが登場し、キャッチアップしていくもの大変という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。

 この広大な戦場を構成する多様な要素それぞれについての情報は、ググればいくらでも出てくるのですが、それらをいくら追っていっても全体の地図は手に入りません。の戦場で効率的に戦っていくためには、地図=全体像を把握することがやはり重要。つまりそれは、「そもそもデジタルマーケティングって何?」の定義を把握することに他ならないと考えています。

 ということで少し前置きが長くなりましたが、本日は以下の内容でお届けします。

 

そもそもデジタルマーケティングって何なのか

まず、マーケティングとは?

 マーケティングとは企業の商品やサービスに対して、それらが「売れるための仕組み」のことであり、マーケティング活動とは「売れるための仕組みづくり」であるとします。

 デジタルマーケティングの概要を整理するために、「マーケティング」と名の付く似たような言葉の定義をいったん整理しておきます。

 マーケティング活動の中には市場調査(マーケティングリサーチ)から、TVCMのような宣伝活動、購入すると〇〇が当たる!!のようなキャンペーン、街頭で新商品を配るサンプリングなど様々です。

デジタルマーケティング/WEBマーケティングとは?

 

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 マーケティング活動におけるデジタルマーケティング/WEBマーケティングの関係性は上の図でざっくり説明ができます。

 デジタルマーケティングとは(まぁ当たり前といえばそうなのだが)この中でWEB、ITを利用した活動の全般を指します。そして、デジタルマーケティングの中には、自社サイトを主軸に構えたWEBマーケティングという概念を包含していることに留意してください。

 やや余談ですが、歴史的には、デジタルマーケティングが台頭したのは2012年以降、SNSスマホの普及でビッグデータマーケティング領域で活用されるようになって以降です。それまではマーケティングの中にWEBマーケティングがあり、2000年~2010年くらいまではWEBマーケティング枠の中で発展してきました。

 自社サイトの中で会員組織を構築し、CRMコミュニケーションを行う手法が主流で、(WEBならではアクセスログが手っ取り早くみられることも相まって)WEBマーケティングCRMの手法として注目されるようになりました。有名なのはマックがガラケーのクーポンで1000万会員とかやってましたよね。

 デジタルマーケティングの特徴について  

  SNSスマホ普及以降に広まったデジタルマーケティングの特徴は、これまで分断されていたWEBマーケティングとリアルメディアを中心に行っていたマーケティングの垣根を無くしたということではないでしょうか。言い方を変えれば、リアルとデジタルを融合した手法が登場したということでした。

 企業はユーザーがネットにアクセスする様々な装置をリアルの世界に実装し、ユーザーをどこからでも自社サイトへの誘導するようになりました。AR、O2O、サイネージなど、全てリアルの世界にインターネットへの入り口を実装するためのものと言えますね。

 つまり、企業を主語にした場合、デジタルマーケティングの特徴であるデジタルとリアルの融合とは、リアルの世界からオウンドメディアへのトラフィックを整備した、とも言い換えることができると思います。

※韓国TESCO 地下鉄構内にデジタル店舗を実装。

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なぜデジタルマーケティングが重要なのか

  私の経験上、ここ7~8年の仕事の中で、企業のマーケティング課題の最もクリティカルな課題は「デジタルシフト」、つまりデジタルマーケティングであったと言えます。そしてこのような状況は当面変わることはないと考えています。なぜなら企業がキャッチアップするスピードの数倍のスピードでデジタルマーケティングの手法が進化し続けているからです。

 だからこそ、我々デジタルの戦場に生きる戦士たちは研鑽を積み、この戦場で勝ち進んでいく意味があると言えるのではないでしょうか。デジタルマーケティングとはマーケッターにとっての宿命であり、これを制すことがマーケティングを制すことに繋がるとかんがえているのです。

はじめまして、デジタル戦士の傭兵ことYouheiです。

このブログでは、デジタルマーケティングの有益な情報をお届けします

 はじめまして、Youheiです。

 このブログでは、デジタルマーケティングコンサルのYouheiが、すべてのデジタルマーケティングに携わる方々へ、有益な情報をお届けします。

 私は文系大学院で国際政治を専攻し、修士課程終了後になぜか大手のブラック企業に入社し、営業を経てマーケティング部門へ移動して現在にいたします。

 デジタルの「デ」もWEBの「W」も全く知らない状況から独学で知識や資格を獲得し、仕事を通じて実力を研鑽し、いまでは戦略支援のコンサルをしています。はじめはバナーや小さなLPなどのディレクターからはじまり、プランナー、プロデューサー、PMを経てコンサルまで上り詰めたというわけです。

なぜブログを書くのか

 私がデジタルに関して「ゼロ」の状態から現在に至るまで、様々な苦節を乗り越えてきたわけなのですが、だからこそ一定のプロセスさえ踏んでいれば、誰しも不可能なことではないと考えます。また幅広く研鑽してきた自身の経験から俯瞰的に振り返ってみると、もっと効率的で建設的にこの道を渡りゆくことさえできたと感じています。

 DXという大波の真っただ中、今後も成長著しいこの業界に志高く新卒でエントリーする方や中途で参入される方など、多くの方々がこの戦場へ参入されると思います。そんな方々に向けて、自身の経験を踏まえて有益な情報を提供することで、同志とともにこの戦いを盛り上げていこうと考えているわけでございます。

このブログは何をめざすのか

 デジタルマーケティングといってもかなり広い領域の中で様々なテーマがあります。そして個々のテーマについての参考情報や専門情報は、ググれば死ぬほど出てきますので、個別テーマのノウハウについて掘り下げることはいたしません。そうではなく、このDX市場で戦う戦士たちが自らのスキルを高め、競争に勝ち抜いていくためのノウハウを提供します。”個別に専門的に”ではなく俯瞰して構造をとらえる”、そうすることで建設的で効率的なスキルアップができるのではいかと考えています。

取り扱うテーマについて

このブログでは、以下のようなテーマについて取り扱うつもりです。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします!!