デジタルマーケティング概論2(デジタル〇〇の体系的整理)
こんにちは、Youheiです。
このブログは、デジタル戦士のYouheiが、すべてのマーケティングやIT、デジタル業界で戦う戦士の皆様に向けて、お役立ち情報をお届けしています。
今日は、デジマ概論のパート2ということで、書いてみようと思います。
以前もデジマ概論については書きました。
これについて理解する意味というのは、デジタルマーケティングといっても戦場は相当広大なので、効率的で建設的に攻略をしていくためには、やっぱり地図がいるということですね。デジタル業界は毎年新しい概念やトレンドが飛び交うので個別テーマに目を向けがちですが、これをいくら追っかけても「で、結局デジマって何なの?」はわからない。そんな状態で進んでいっても自分がどこに行きつこうとしているのかもわからないですよね。
地図というのは、いったん手に入れて全体像をつかんでしまえば、中身の建物や道路は変わったとしても地形やランドマークのような象徴的な要素は変わりません。したがって私はデジタルマーケティングの概要をお伝えし、普遍的なフレームワークの理解を手助けしたいという意図で書いています。
前置き長くなりましたので、そろそろ本題に行きたいと思います。前回はマーケティングの中にデジタルマーケティングを位置付けることでデジマの概論をお伝えしました。今回は、より広い視点でデジマをとらえていきたいと思います。
1. おさらい:マーケティングとは
マーケティングの定義自体色々あるとは思いますが、「商品やサービスが売れるための仕組み」とえば概ね異論はないでしょう。商品やサービスを生み出すまでのリサーチ、商品やサービスを広告・販促するための施策。マーケティングという枠の中で行われることは色々ありますが、商品やサービスそれ自体は含まれません。まずこの点をご理解ください。
2.デジタルマーケティングとは
デジタルマーケティングとは、マーケティング活動の中でデジタルやITを基軸に行われる施策のことを指します。これについては、前回のブログの中で力を入れて説明していますので、ご参照ください。(そもそもデジタルマーケティングって?(森を知ってから、切る木を探そう) - Youhei(傭兵)のデジタル戦記)特筆すべき点は、リアルの活動とインターネットの融合を実現したのがデジタルマーケティングの最大の特徴であるということをお伝えしました。
3.デジタルビジネスとは
デジタルビジネスは、デジタルマーケティングより範囲が広く、「商品やサービス」自体がデジタルを基軸に成り立っているものを指します。ECサイトやWEB広告なんかはその古くある手法です。ところがテクノロジーの進化によりIoTが普及してきたことで、デジタルを基軸とした商品・サービスが増えてきて、この領域を拡大してきたということができます。
わかりやすいのは、AIスピーカー、自動運転、シェアリングサービスなど、「スマート〇〇」と名の付くものです。これらはIoTのテクノロジーを前提にし、プロダクトがインターネットに接続されていることが価値になっている商品・サービスと特徴づけることができます。
4.DXとは
この2年くらいで耳にすることが増えてきて、企業もDXを推進するのだ!などよく言うようになってきたと思います。DXはデジタル・トランスフォーメーションの略なのですが、雰囲気はわかるけど「なんのことやら??」という人も多いのではないでしょうか。デジタルビジネスやデジタルマーケティングとの違いを説明できる人は案外少ないと思います。
こう考えると少しわかりやすいかもしれません。DXとは、何をデジタルにトランスフォーメーションすることを目的にしているのか?企業の活動は商品開発やマーケティング活動だけではありません。営業や、製造や、経理やら・・・それらの活動を行うこと自体を「業務」と言います。DXとは、この企業が事業として行う「活動自体=業務」を、デジタルに置き換えることをスコープに含んでいるのです。
整理すると下記の図のようになります。
5.まとめ
いかがでしょうか。体系的に整理できるようになったのではないかと思います。またこのように俯瞰的にとらえることで、デジタルマーケティングが司る役割についても理解を深められるようになるのではないかと思います。皆様はどこを目指して戦いますか?